このままじゃ総入れ歯にするしかないと医者に言われた

最近の歯科医療は、技術が進歩して痛みなんてないと知ったのは、つい最近のことだ。



私は子どもの頃、母が着替えの肌着を持って歯科医院に通うほど、いつも汗だくで治療を受けた記憶がある。それは本当に痛かったのか、ただ治療の際の機械音が怖かっただけなのか、その辺は不思議と記憶がないのだが、とにかく嫌で怖くて、汗だくになって治療終了まで耐える、大変な時間だったことだけは覚えている。それがトラウマとなり、成長して自分の判断で歯科医院を受診するかどうか決められるようになってからは、もう何十年と歯科医院から足が遠のいていた。そのツケが、ついに今になってやってきてしまった。

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痛みこそ全くないのだが、明らかに虫歯だとわかる黒い歯を見つけてしまったのだ。いや、本当はとうの昔に気づいていた。気づいていたが歯科医院に行くのが怖くて、見てみないふりをしてきた。痛みもないし、まだ大丈夫だと、たかをくくっていたのだ。その黒い歯がいくつか増えてきてしまった頃、知り合いから今の歯科治療は痛みなんかないと聞かされ、それをなんとか信じようと思い、勇気を出して歯科医院を訪れたというわけだ。

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ところが診察にあたってくれた医師は、このままじゃ総入れ歯にするしかないと恐ろしいことを平然と言う。正直驚いた。私の年齢で総入れ歯なんて、ありえるのだろうか。そう言おうと思ったが、自分が今まで放置してきた年月を思い出し、返す言葉がなくなった。総入れ歯にするには、ダメになった歯を抜かなければならないらしい。治療に痛みなんかないと知り合いに聞いていたが、歯を抜くのは治療だろうか。抜歯に痛みが伴うのか、先生に聞きたくても、返事が怖くて聞けなかった。